Tales of Shigmax

でもそんなことよりおうどん食べたい

ヨーグルトチーズケーキ

始めて下宿でスイーツ(笑)なるものを自作してみた。

昔から自分はむしろ甘いものを敬遠する習性があり、チョコやバニラと言った定番スイーツは苦手とまでは行かないものの自ら口にする事はなかった。チョコレートは明治の板チョコ一枚でギブ。口の中が甘ったるくてしょうがなく、わざわざ口を濯がなければ気が済まない場合もある。何で口を濯ぐかでまた効用が変わってくるのだが、例えば牛乳の場合、程よくそれ自身の持つ甘みが口に広がる過剰な甘み成分を乳和してくれる。熱いお茶なら直よし。こびり付いた口腔内の残留糖分を見事なまで洗い流し、虫歯の心配も減る事で快眠さえ得られる。 

そんな僕がスイーツ(疑)をふとした瞬間に作ろうと意気込んだのである。理由はいくつかある。

ひとつは、お菓子作りが趣味の男がモテるという話を聞いて、いささか戦慄したことから発端を成す。ただでさえ甘いものが苦手だった僕がその甘いものを自らの手で作るという行為がいったいどのような思考回路を経て具現化されたのかが理解できなかった。しかしきっと甘くないお菓子だって存在するはずだ。世の中すべて甘い話ばかりという訳ではない(←使い方間違ってる)。スイーツに洗脳されて、女子に媚びるような意思決定のもとでは真のお菓子作りの神髄など心得られるはずがない!意味が分からないが、とにかく世の中にひしめく間違ったシャレ乙概念に対する一つのシュプレヒコールと考えてもらっていい。

もう一つは、食後の楽しみ方のマンネリ化である。とことんデザートにバリエーションがない。一人暮らしだからだろうそれもそうだ。料理の後に出る皿洗いの山からは次なる料理の創作意欲等湧いてくるはずもないのだ。しょうがないのだ。だからといって晩飯食って寝るまで何も口に入れないという訳には単純にそうはならないだろう。自宅警備員の観察に長けた自分が言うのだからこれは事実である。菓子箱の中を漁って出てくるもののバリエーションには限界がある。

そんなある日、新たなる目標を見つけ輝かしい未来を見つけようと図書館で爛々と座右の銘辞典に目を通していた所、「パンがないならブリオッシュ食えばいいんじゃね?」という昔の偉い人が言ってたエピソードを発見した。

それこそがまさに僕の見つけようとしていた食後の余暇の過ごし方に対する解答になりうる言葉だった。

それからといって僕はありとあらゆるスイーツ(嬉)のレシピに穴があくほど目を通す日々を送る事となった。その中でも、とある方が作ってみたというチーズケーキが絶品だったという情報を聞きつけ、とうとう僕はその禁断のレシピが綴られた記事を開いてしまったのだ。ハム速で・・・(続く)